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鱗どころか本体が落ちそうになったその一瞬
 大学でハイパーテキストという授業を取っているのですが、今日聞いた話が面白かったのでちょろりと書いてみようかと。
 ハイパーテキストとはWEBサイトを作ったことがある人ならお馴染み、HTMLやXMLなどといった特殊言語の総称です。

 ・従来のテキスト:線形のテキスト、連続的
 ・ハイパーテキスト:非線形のテキスト、非連続的

 という分類で、具体的には従来の1ページ目から順に読み進める本のようなスタイルのテキストに対し、WEBサイトのような、順番や構造にとらわれずリンクをたどって読んでいくスタイルのものをハイパーテキストと呼ぶそうです。かなり端折った説明ではありますが。
 コンピューター登場間もない頃(或いは登場前)から「人間の思考は線形ではない。人間の思考パターンに合致した非線形型のテキスト様式、保存・検索・閲覧のシステムを造るべきだ」という提唱がなされ、今ではインターネットを始めとするデジタルライブラリとして実用化されているわけですね。

 興味深かったのは、そのハイパーテキスト提唱者の中にSF小説の父H・G・ウェルズの名が含まれていたこと。「人間の知識を動的に引き出す」ものとして、「World Brain」という概念を1938年に示したそうです。世界初のコンピュータと言われる「ENIAC」の登場が1946年であることを考えるとこりゃもう凄い。さすがと言うべきでしょうか。
 さらにウェルズは「小説を書く作家の思考は線形ではない」→「しかしその多次元的な思考プロセスが、紙上のテキストという記録に変換されることによって失われる」という情報の不完全性を作家の立場から指摘しています。
 ああ確かになぁ、と目からウロコな話でした。ホントにこの世は考えてみようと思わなければ気付かないことだらけです。
 してみると、人間の思考・行動のパターンに合わせて進化した非線形テキスト=HTMLを使って従来の線形的にしか読むことのできない小説を書く、というのは、タイムマシンを使って千年前の生活を現代に再現!するような、進化の勢い余ってうっかり先祖返りを起こしちゃったような、なんとも奇妙な行いではありますねぇ。

 ハイパーテキスト小説かー、文中に沢山リンクが張ってあって、無秩序にジャンプしながら読み進めていく……やってみたら面白いかもしれないなぁ、あ、今日の話ブログに書こうっと、などと考えつつ授業は終わったのですが、帰宅後、他の用事で眺めていた別授業のテキスト中の、たまたま開いた箇所に、なんとその「ハイパーテキスト小説」の実例があるという記述を発見! ヤラセじゃないよ。凄い偶然でした。
 『99人の最終電車』(http://www.shinchosha.co.jp/99/
 地下鉄銀座線の乗客99人+1人がそれぞれ主人公となる小説全100話、もちろんページ数も100ページ、リンクの数はそれ以上……いや世の中チャレンジャーはいるものです。
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