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プロフ・ぱどタウン探訪記3――ヘンテコ文化
 今回はプロフとぱどタウンに見られるヘンテコ文化について書いていきたいと思います。
 あくまで個人の基準でヘン・面白いとみなしていることなので、「全然ヘンじゃないよ!」と感じる方がいらっしゃいましたらすみません。
 ぱどタウンの文化に関しては「ぱど厨」騒動の折に既に話題となったことも多くありますが、今回はそれが現在どうなっているのか、プロフではどうなのか、について触れていこうかと。

■はしご(はしご禁止)…ぱどタウン
 (→他のユーザーの掲示板にされた書き込みからたどって別のユーザーのページに訪れ、交流を行うこと)
 「ぱど厨」騒動時に注目された禁止系ヘンテコ文化と言ったらこれでした。それがWebの醍醐味なのになんでやねん、と各所でツッコミを入れられていたこの言葉、現在はどうやらすたれているようです。ただし明記された言葉として見なくなっただけで概念として完全にすたれたのか否かは今ひとつわからず。
 当時からタウン内でも「はしご禁止ってどうよ」という風潮があったのは確かなのですが、おそらくユーザーの入れ替わりによって「はしご禁止」という概念が自然になくなっていったのではないでしょうかねぇ。中で流行っていないものは流行らない。これはプロフ・ぱどタウン(とその他類似の閉鎖性の強いコミュニティ)に共通する特徴のように思います。
 プロフの方はというと、数年前は使われていなくもなかったようですが、今はほぼ消滅。

■絡み/絡む…ぱどタウン・プロフ
 (→コミュニティを通じて交流すること。「話す」「遊ぶ」「親しくする」などと同義)
 一般のネットユーザーにはあまり馴染みのないこの「絡み」という言葉が、ぱどタウンやプロフでは日常的に使われています。まずユーザーページや共通掲示板に「絡んで」と誘いの言葉を書き、それに応じて誰かが絡む、という流れが一般的。
 ぱど厨騒動の2004年の頃にはあまり使われていなかった模様です。モバゲーなどでも見られるらしいので、どこかで誰かが使い始めたのがいつの間にか広がった、特有の若者言葉と言えそうです。

■カキ(下記、夏季、花卉、柿...etc.)…ぱどタウン・プロフ
 (→「書き込み」と同義)
 プロフ・ぱどタウンで「絡む」際には主に掲示板を利用するわけですが、そこで登場するのがこの謎の言葉。「書き込み」でもなく、「カキコ」でもなく、「カキ」! カナだけではなく「かき」と読む漢字が色々と当てられています。後ろに「仔」などがくっつくこともあります。動詞形は「カキする」です。一体どっから広がったの?
 これも2004年にはあまり使われていなかったはずですが、annnnnnnaさんの『お前らもぱどタウンに来いよ』によると2006年の終わりには既に登場していたようですね。ケータイだと「コ」を打つのが面倒、という理由は確かにありそうです。

■強制…ぱどタウン・プロフ
 (→○○強制=○○な人歓迎、○○な人、してくれると嬉しいな♪)
 上に挙げた「絡み」「カキ」との合わせ技で出てくる言葉、「強制」! 前にそれぞれのユーザーが希望するパーソナリティをくっつけて、そんな人を歓迎しています、という意思表示に使います。たとえばここの管理人が趣味の合う人に向けてのお誘いに使うような場合、「スティーヴン・キング好きは絡み強制♪」とか「気軽にカキしてね!どせいさんファン強制(笑)」とかいう感じになります。
 こういう好きなもの以外にも、前にくっつくのは年代だったり入っている部活だったり色々。自分と関係の深いユーザー、似た趣向・趣味を持つユーザーとの「絡み」を希望する例が多いようです。
 この言葉も騒動の頃は見られなかったはず。若年層の多いネットコミュニケーションの場に特徴的な物のようです。

□サンプル
 百聞は一見にしかず、ということで実際に上に挙げた言葉を使っているものをいくつか掲載してみます。細部変更しています。〓は携帯絵文字。

  柿よろ◇+。* VOLLEY部絡み強制★# (ぱどタウン)
  
  男女かまわず絡もう〓
  七北の人は強制ね (プロフ)

  最近絡み薄い--〓
  月中orタメ下記強制〓〓 (プロフ)

 こんな感じでちょっと覗けば無限に出てきます。
 「強制」とは逆に、「スルー」や「禁止」といった言葉で関わりたくない・好ましくないユーザーの特徴を上げている場合も。プロフもぱどタウンも自分の希望や主張を素直に表現して、他者に要求するのにためらいの薄いコミュニティと言えるのかなと。
 上の例にもあるとおり、プロフの方は自分の所属校や所在地を結構簡単に書いてしまっている場合もあり、プリクラや携帯で撮影した顔画像を載せているページが多いのも合わせて大丈夫かなーと思わせられるものも多々。携帯から見ると小さい画像でも、PCから見ると手のひら大ぐらいあるよ!

 ちょっと一息。次の二つはぱど両コミュニティに見られる「つながり」です。

■関係/家族…ぱどタウン・プロフ
 関係! ずばり関係です。友達、親、兄弟、恋人などなど。そんな関係をぱどタウン・プロフではコミュニティ内のユーザー同士で擬似的に結んだりします。
 良くわからない方のために例を挙げますと、まず□さんが自分のページや掲示板で「関係ボシュウ!」とか書きます。すると、仲良くなった○さんが「ぱど姉妹になろう」と言ってきました。□さんは迷わずOK。○さんは年上だったので「ぱど姉」になってくれました。他の●さんや★さんとも関係を結び、□さんはウハウハ。そこで、自分のページにこんなことを書きました。

 【□のへや】
  †関係† いじめたらダメだょ!
  ぱど姉→○ちゃん ぱど母→●ちゃん ぱど彼→☆クン

 ……わかりましたでしょうか? これが関係(家族)です。ぱどタウンでは例のように「ぱど○○」としますが、プロフでは特に何も付けない模様。この習慣は04年から既にあったようです。プロフではさほど一般的でもないものの、存在。

■専ニク(専ニック)…ぱどタウン・プロフ
 専ニク! ずばり「専用ニックネーム」の略です。元を聞いても意味がわからんという方のために説明すると、「専用ニックネーム」とは互い同士にしか使えないニックネームのことです。
 それでもわからない方のために例を挙げます。まず、○さんが□さんに「はんぺん」というあだ名を付けたとします。すると「はんぺん」は○さんが□さんを呼ぶとき専用の愛称=専ニクとなり、他の人は□さんを「はんぺん」と呼ぶことはできません。そこで、□さんの別の友達の●さんは、□さんに「切りもち」と別の愛称を付けます。また別の友人★さんは「とうふ」と付けました。そして、それらを受けて、□さんは自分のページにこんなことを書きます。

 【□のへや】
  □の専ニク! いつでもボシュウ中!
  ○ちゃん→はんぺん ●ちゃん→切りもち ★ちゃん→とうふ

 ……わかりましたでしょうか? これが専ニクです。管理人は(元)バンギャルの後輩に教えて頂いてやっとわかりました。実は、バンギャル、つまりヴィジュアル系バンド好きな人の間には、以前からこの「専ニク」、そして上の「擬似家族」の習慣が存在していたそうです。プロフがV系ファンの間で流行していたという情報を合わせて考えると、どこかで繋がっているのかもしれません。
 専ニクは関係とは逆にプロフの方で多く使われている様子。互いに一対の「専ニク」を付け合う「専ニク交換」もされています。

■掲示板のヘンテコ利用…ぱどタウン・プロフ
 (→掲示板のレスを直下ではなく書き込み主の掲示板に赴いて行う利用法)
 さて、真打と言いますか、最後に大きなところを。
 ぱど厨騒動の折、「はしご禁止」と共に珍ルールとして話題になった掲示板のヘンテコ利用、まだ健在です。どころか、この面倒で仕方がないルールがさらに何倍も面倒な作業になるはず(=PCと違って画面を複数出せないのが普通)の携帯コミュニティ・プロフにも飛び火しています。この現象がプロフとぱどタウンの比較調査に至ったそもそものきっかけでした。記事連続型で最大書き込み数も少ないぱどタウンに対し、プロフの掲示板は記事個別型で保存数も多いので、同じユーザーが見えない相手に向かってひとり延々と話している様子は端から見るとかなりシュール。

 当時、この珍ルールは「携帯メールが原型」とする意見が多かったのですが、それについては異議申し立てたいかな、と思います。確かに「会話がお互い同士にしか見えない」「リアルタイムな短文の雑談」という要素は共通していますが、良く考えるとこの掲示板利用と携帯メールの様式は性質がかなり違います。携帯でメールを受け取って、返す、という行為は自分の手の中で完結していますよね。ぱどタウンやプロフの形式を当てはめるなら、自分の領域を出て相手の領域に入る必要があるので、相手の携帯に直接メッセージを入れにゃならんはずです。会話の内容はともかく、会話の形式まで「携帯メールから」としてしまうのはちょっと違うかなと思うのです。
 それにいくら普及が進んだと言っても、当時ぱどタウンの主なユーザーである小中学生の携帯所持率はそれぞれ約10%、約40%、という感じで、まだ「子どももばりばり携帯で遊んできゃっほー」といった雰囲気ではなかったはず。

 じゃあ何が理由、ということで浮かべてみたひとつの考えなのですが、「横並び意識」というのがあるんじゃなかろうか、と思います。
 両コミュニティ(特にぱどタウン)のユーザーにとっては、誰かに「絡んでもらう」ことが至上命題です。「絡み」が物(次回以降記述予定のイラストアイコンなど)の「お礼」とされるほどに重要なもの・嬉しいものとされています。ユーザー同士のコミュニケーション模様を見ていると、その嬉しい行為に偏りがあってはいけない、という奇妙な公平感覚が存在しているように感じられるんですね。
 「絡んで」と主張したユーザーのページに、他のユーザーが「絡み」に来てくれた。じゃあ、自分も相手のページに行って「絡んで」あげよう、「絡み」に行ったらまた自分のところに「絡み返し」に来てくれるし……の繰り返しでコミュニケーションが成立している。どこを見てもそんな感じ。
 ブログのような情報発信があるわけでもない、SNSのような同好の士で集まるミニコミュティもない、みんなが自分のページに「絡みに来て!」と要求する、受動的な態度の連鎖で交流が成り立っているコミュニティだと言えると思います。(もっと言うと、それは中のユーザーの性質ではなくて、そもそもの造りが単純すぎるためにそういうコミュニケーション方法を選択せざるを得なくなってるコミュニティなのではなかろうかと)
 そして、「関係」や「専ニク」、かつての「はしご禁止」にも見られるように、各ユーザーの専有意識がかなり強いのも特徴です。交流そのものよりも、「交流をしていること」「つながりを持っていること」が重要になっている側面があるような。このへんはマナーがどうの、携帯がどうのと言うより、子どもにまま見られる、大人のそれとはまた違った顕示欲の強さがそのまんま珍文化になって現れているのかな、とそんな感じがします。

■おまけ
 携帯所持率やら世代の話が出たので当時・今の(ぎりぎり)学生としての実感をちょろりと。
 当サイトの管理人は現在22歳、今春大学卒業ですが、周りがみんな携帯持ってるなーという感じになってきたのは高1の頃=2002年でした。中学の時はまだPHSの方が多く、携帯はクラスに2、3人。高校に入ってみんな買ってもらった、というのが主流。
 で、2002年~卒業までもまだ携帯は「文字数制限有りメール」が主流で、ばりばり携帯からインターネットをする時代ではありませんでした。なので、同級生の友人に「プロフ」の話をしても「?」。後輩に聞き込みをしたところ2つ下ぐらいまではみんな同じような反応で、3つ下(今春から大学2年生)ぐらいになると高校時代にやってた人いました、と返ってくるぐらい。プロフって本当にここ2、3年で、ある特定の年齢以下にわっと広がった感じなんですね。

 次回はぱど厨騒動のそもそもの発端となった、ぱどタウンの画像利用まわりの話をしたいと思います。
 藍、壁、そして脅威の文化「自営業」について。
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